ぼくの大学院受験シリーズ ~研究テーマ選択編~

こんにちは〜(°∇° )

今日は大学院受験シリーズを書いていこうと思います!

動機編でも書きましたが、大学院に入学するには基本的に研究テーマを持っている必要があります。

ですが、先日僕の大学で行われた大学院説明会で研究室に来てくれた方から、

「研究テーマってどうやって決めました?」

と。。

たしかに、研究テーマって決めるのは難しいと思います。

ですので、僕や周りの大学院生が研究テーマを決める際に、どのように決めたのかをいくつか紹介したいと思います。




①臨床経験から研究テーマに落とし込む

一番多いテーマ選定の動機はやはりこれでしょう。

臨床で働いている時に、「どうしてこうなっているのだろう?」という疑問から始まるのが一般的だと思います。

看護は現場の学問なので、臨床の疑問から研究はスタートするのです。

例えば、

「糖尿病の患者さんで、服薬アドヒアランスが高い人と低い人はどういった違いがあるのだろう?」

「脳血管障害の患者さんの退院先で、自宅退院できる人たちと施設退院になる人たちの違いはなんだろう?」

「超低出生体重児を出産した両親の親役割アイデンティティ確立までの心理的プロセスはどうなっているのだろう?」

とにかく現場に研究テーマはたくさんあふれています。働きながら、常に「これはどうなっているのだろう?」「これから先どうなっているのだろう?」という視点(=クリティカルシンキング)で現場の現象をみてみましょう。

②社会の動きからテーマを選定する

このテーマの選定方法は、鳥の目(マクロな視点)が必要になります。

(研究をする上で、どのテーマであってもマクロな視点は必要になりますが。。)

「社会的に(あるいは医療や看護の世界で)どういったことが問題になっているんだろう?」

というような、現場レベルから少し拡がった視点が重要です。

例えば、

「病棟に介護職員がいる病棟と看護師だけの病棟で、在院日数に違いがあるのだろうか?」(この場合は違いがない方が、混合就業病棟のほうが費用対効果良い、ということになります)

「看護職員の地域偏在と在院日数の間に統計的関係があるのだろうか?」

これは常に社会や医療業界の動きにアンテナを張っておく必要があると同時に、社会にとって良いこと(アウトカム)はどういうことか、を考えると良いでしょう。

③海外との比較や海外の動向からテーマを選定する

②と重なる部分もありますが、これはさらに広い鳥の目(マクロな視点)で看護を見ることで、テーマを考える方法です。

国レベルで問題を捉え、研究テーマに落とし込む必要があります。

例えば、

「イギリスで行われている在宅認知症ケアを日本に導入した場合、現行の方法と比較してどうだろうか?」

「日本には疼痛を評価する良い尺度がないので、アメリカで開発された疼痛を評価する尺度を日本に導入できないだろうか?」

といってテーマです。他に比べ研究的な視点が少し必要になりますが、専門雑誌等に海外の動向も紹介されていたりするので、そういったものからヒントを得ると良いでしょう。

もちろん、海外の論文に目を通して考えても良いです。



テーマを考えるときのヒント

実際に入学した後は、研究の方法論的な視点でこれらのテーマをより具体的に落とし込んでいきますので、ガチガチにテーマを決めていなければいけない、というわけではないです。

ですが、具体的であるには越したことがないので、テーマを考える上でヒントとなる視点を紹介します。

それは…

PICO (もしくはPECO)

です。

この視点は、実際に研究計画をたてるまでずっとこの視点を意識しながら計画をたてていくことになるので、とても重要ですし、考え方や自分の物の見方を整理することができます。

P:研究の対象、メインとなる人や問題「誰が?」

I or E:結果に影響を与えていると考えられる要因「何が?」

C:Eがない、比較する群「何と比べて?」

O:結果「どうなる?」

 

PICOで考えた後は、実際に自分が持った疑問について文献を調べてみましょう。

どういったことが、どの程度まで明らかにされているのか?

という視点で論文を見てみると、自分が今後明らかにすべきこと(明らかにしたいこと)が見えてきます。

論文を検索する際は、Google Scholarが無料で検索できるので良いでしょう。

病院や施設で、医中誌やPubMedが使える場合は、医療系の論文にしぼって検索できるので便利です。

 

長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。研究テーマを決めるのは大変ですが、自分の「なぜ?」が研究をする上で大切です。ぜひ頑張ってください(・∀・)




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