【コラム】自殺について考えたこと【世界自殺予防デー】

こんにちは(°∀° )

表題をみて少し重くなってしまいそうですが…WHOのTwitterで気になるツイートがあって、思うところが少しあったので記事にしました。

(WHOの公式ホームページの記事はこちら→http://who.int/campaigns/world-health-day/2017/handouts-depression/family/en/

無知で恥ずかしいのですが、このツイートによると9月10日は自殺予防Dayだったようです。また、毎年80万人が世界中で自殺によって亡くなっていること、自殺は予防可能であることが書かれています。




驚くべき80万人という数字

毎年80万人。すごく多いなあ、と思いますが、あまり想像が難しい数字。少し調べてみました。

日本の死因第1位は悪性新生物ですが、平成28年の死亡者数は約37万人。第2位の心疾患は約19万人です。ちなみに、第3位の肺炎が約12万人、第4位の脳血管疾患が約11万人で、この1位〜4位までを足すとだいたい80万人になります。

また、イギリスのシンクタンク・国際戦略研究所(IISS)の発表によると、世界の紛争犠牲者は15万人とのこと。最近は国際情勢の不安定さから、毎日のように各地で紛争の報道がなされていますが、自殺者の5分の1程度です。

2016年度のセンター試験を受験した高校生の総数は約57万人、これも80万人の約3分の2程度です。

思いつく数字を羅列してみましたが、80万人という数字がどれほどの数字だったか、ご理解いただけたでしょうか。

日本の自殺者の現状

日本ではどうでしょうか。警察庁によると、2016年の自殺者数は21,897人だったそうです。年次推移では、1990年台後半〜2000年台まで約3万人で推移し、それ以降は減少傾向(約3万人弱)となっています。

先ほどの80万人から3万人という数字を見ると少なく感じられますが、1日平均約80人余りが自殺が原因で亡くなっていることになります。

80人。多いと思いませんか?

僕のiPhoneに登録されている友人・知人の連絡先(すでに連絡をほとんど取らなくなった人も含まれています)は100人程度ですので、5分の4ほどにあたります。

学生時代の学級でいうと2クラスの人数が毎日日本のどこかで自殺しているのです。

みんなが想像しているよりもはるかに、身近にある事実です。

人口10万人に対する自殺率は20.9人であり、OECD平均12.4人と大きく上回っており、減少傾向にあるとはいえ依然として世界基準で見てもとても多い数字です。また、OECDによると、日本はうつ病関連自殺により25.4億ドルの経済的損失を招いているとの推定もされています。




身近だからこそ防げること

WHOのツイートにもあるように、自殺は防ぐことができる死因です。僕は昔この自殺という事実と向き合わなければならないエピソードがあって、それ以降ときどきこうして自殺について考えたり、身近な人に発信したりしていますが、これまで書いてきたように、珍しくない、ありふれた事実であることをもっと認識してほしいと思います。

何より、ガンや心筋梗塞、その他の病気は医者でなくては治せません。医者でも完全に100%治すことは不可能です。ですが、気持ちの落ち込みや不安な気持ち、それに伴う疾病は、誰でも大切な人を治せる可能性を持っています。まして医者よりも治せるかもしれません。

WHOのSNSでは、うつ病に関するPRで、しきりに「話そう」とアピールしています。日本的にはあまり馴染まないかもしれませんが、話したり、笑ったり、そうしてくれる人がそばにいるだけで、うつ病関連自殺のリスクは減っていきます。

人はそんなに強くないと思います。ですが、そんなに多くの支援も必要としていないとも、同時に思います。心を許せる人が数人いるだけで、いざというとき、いや、今その時点で誰かの役に立っているということを、みんなが忘れないでほしいなあ、と思います。




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