2021.4.26 政策に翻弄される僕たち

緊急事態宣言が発令されたことを受け、今日は研究室に用があったので少しだけ顔を出して帰宅。
ちょっと驚くニュースが飛び込んできました。

看護師「5日以上を500人」五輪組織委が看護協会に要請 -本紙入手の文書で判明-
※引用元の団体とは個人的な関係性はありません。

これだけ医療資源が逼迫している中このような要請をするとはなかなかですね。大きなスポーツイベントですので、医療スタッフを常駐させるということは基本やぶさかではないものの、この状況で…という感情にならざるを得ません。
そもそもオリンピックは、根本的には単なるスポーツの大会なので、政治とカネの匂いがプンプンすること自体ナンセンスだと思います。
これはコロナ禍だからというわけではなく、IOCはじめスポーツ界もこのような状況について真剣に議論すべきではないでしょうか。
個人的には、スポーツ自体やアスリートの方々は、僕たちが日常感じることのない興奮や感動を惹起してくれる魅力的な存在なので、何かしらの形でこの鬱々とした社会にパワーを与えてもらいたいと思っています。
ただ、オリンピックというイベントは、特定の場所や期間に一度に行わなければならないのか?とも思います。今月は水泳、来月はテニス、再来月は卓球、その次は陸上…というように、場所を分散させることも検討しつつ、時期も分散させてはどうだろう、と思います。
いずれにせよ、この1年余り、医療職は政策に翻弄されてきたことは否めません。そのファーストラインに立つ僕たち看護職が、安全で健康的でいられることを願ってやみません。

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