小児の発達理論2 〜フロイトと比較したエリクソン〜

前回フロイトの発達理論について簡単にまとめましたが、精神分析理論家のもう一人の巨匠、エリクソンの理論についてフロイトと比較を交えてエリクソンの発達理論をまとめます。




エリクソンの社会心理理論

・エリクソンは、フロイトが人間の発達において重要なディメンションを見誤っていると考えていた

・フロイトは早期の経験を後の体験よりもかなり重要であると考えていたのに対し、エリクソンは両方ともの重要性を主張した

【エリクソンの理論】

・発達を8つの段階に分類し、それらの段階は人生を経て展開する(cf. フロイトの5段階)

・それぞれのステージで、特異な発達課題が解決されるべき危機として個人が直面する

・うまく危機をを解決すると、より発達が促される

 

☆精神分析理論の評価☆

<貢献>発達的枠組み、家族関係、心の無意識の面を強調

<批判>科学的支持の欠如、あまりにも性的基盤を強調しすぎていること、ネガティブすぎる人々のイメージ




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